執着を手放す・捨てる方法を教えて。
人が生きていく上で必ず直面する執着…
執着は感情の停滞であり、根底にあるのは自信の欠如。
この記事を読むことで執着が起きる原因を知れ、手放す方法が分かり生きやすさに繋がります。
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対人恐怖症を克服し人間関係を強みに変える
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執着とは
囚われた感情
「◯◯がほしい」などという欲求が執着かどうかは、感情の大きさによります。
・彼氏がほしいなぁ…
・お金があればなぁ…
これらは人間がもっている自然な欲求で、感情が小さい状態です。
・彼氏がいないのは私に魅力がないから…
・お金があれば私はもっと幸せになれる…
このような考えは思考が偏っており、感情が大きいため執着に近い状態です。
彼氏がいない＝魅力がないわけではなく、お金＝幸せでもありません。
ものや他人に期待することが執着を生む原因となります。
「エレベーターで開くボタンを押してあげてるのに会釈1つない」
してあげているのだからお礼を言うのが当たり前と、誰もが相手に勝手な期待をしています。
この勝手な期待が裏切られると感情が大きく揺れ、執着に変わります。
彼氏やお金に期待するから「彼氏がいない私は」「お金があれば」という思考に。
期待は思い通りにはいかず、反動で感情を大きく揺れ動かします。
執着は平穏なときには起こらず、ネガティブな感情が大きくなることで生まれます。
期待の副作用
あなたにも特別に思う人や大事にしているものがありますよね？
そのことを考えるだけで気持ちに変化をもたらせるもの。
この気持ちの変化がマイナスに転じたときに執着になります。
失ったときの悲しさや怒りは負のエネルギーを引き寄せ、感情をより大きくします。
大切なものは失ったとき、リスクに変わるという可能性を覚えておきましょう。
人は相手やものに対して期待し、コントロールしようとします。
「この便利な機能があるのが当たり前」「家事をすることは当然」
我々は相手に期待する、という行為を無意識に行なっている。
大切なものを失ったり、相手が思った反応をしなかったときに感情が大きくなり執着が生まれます。
期待は自分が作り出す自分勝手な妄想であり、苦しみをもたらします。
執着が起きる原因
感情の停滞
感情がうまく処理できず滞ると、溜まった感情が執着に変わります。
・まだ使えるという所有意識
・忘れたくないという執着心
要件が済んだら相手から離れる・必要性が薄れたから忘れる・物が壊れたら捨てる。
自然の流れに対して感情が入り、抵抗しようとすると執着が生まれます。
エネルギーが重い
エネルギーには軽い・重いがあり、ポジティブな感情は軽く・ネガティブ感情は重くなる。
執着に関わる感情は重く、その分手放すのに多くの時間や思考が必要になります。
しかし大切な人や物を失った思いは重く、謝罪や変わりの物を用意されたぐらいでは消えません。
理屈で感情を抑えることが出来ないように、執着に変わる重い感情は人間の難しさを物語っています。
自分に必要なことなら関係性は続いていたはず。
血液の流れが滞るとさまざまな病気に発展するように、感情も滞ると多くの悩みを生み出します。
自信の欠如
自信のなさは多くの感情を生み、執着という花を咲かせる種を自分の中で育てます。
・あの時に戻りたい
・〇〇が私にあれば
執着の根本には自信の無さがあり、その穴埋めに執着を使い自分を正当化します。
比較
自信のなさは他人との比較を意識させ、その差額分を責任転嫁します。
他人を羨む気持ちの後には自分にはない部分へ意識を向かわせ、その原因を探し始める。
・学歴や特技がないから
・私には時間やお金がないから
・恵まれた環境や人脈がないから
そしてそれがない原因を更に深掘りし、過去のできごとや家族・人間関係にフォーカスし攻め始めます。
その「ない」を意識させる手っ取り早い方法が、他人との比較。
他人の芝は必ず青く見え、自分にはない部分を効率よくピックアップしてくれる。
「ない」部分が浮き彫りになった後はなぜ自分にはそれがないのか原因追求が始まり、出た答えを生み出した者への執着が始まります。
引っかかる所は感情が停滞している部分。
ガン細胞と同じように早めに取り除かないと、様々な悩みに派生していくよ。
執着は自分の弱さが表面化した部分であり、自信のない所とも言えます。
執着を手放すスピリチュアルな方法
「今」に意識を向ける
スピリチュアルでは意識を今に集中させることを目的としており、執着は過去に意識が囚われています。
・他者への強い思い入れ
・トラウマといった外傷
私たちの脳は常に煩悩が湧いてくるため、意識が過去や未来へと移動しています。
来週の予定に思い巡らせることや、一昨日のデートについて思い返すこと。
これらはエネルギーが過去や未来に注がれているため、最も重要な「今」に意識が向いていません。
車の運転で例えると、右や左は確認しているけど正面が疎かになっている感じ。
今の連続が未来であり過去であるため、今に注力しない生き方では満足した人生を送ることはできません。
焦点を当てたところが現実化する
よくパートナーを亡くされた方が、絶望し気力のない生活を送ることがあります。
そのような方は意識が今に向いていないため、容姿を整えたり部屋の片付けが疎かになる。
意識がパートナーが生存していた過去に向いているため、エネルギーが全て過去を思い出す脳に注力されています。
今後の株の動きという未来に意識が向いているため、目の前の出来事に対してエネルギーを割くことができない。
一生懸命な人が輝いて見えるのはエネルギーを全て今に注力しているためであり、そのような人は満足感に満ちています。
だから覇気がなかったりマイナスの印象や評価を受けたりする。
今を生きるとエネルギーだけでなく周りからの相乗効果も得られるよ。
今に意識を向けると過去や未来に割く時間が減り、不安や後悔といった念に支配されることもなくなります。
【初心者用】マインドフルネスのやり方やメリット・瞑想との違いを解説！
こちらの記事では、今に意識を向けるマインドフルネスについて詳しく解説しています。
陰陽思想
この世のあらゆるものが2つの側面に分けられるため、執着する対象物にもプラスの部分が存在します。
・良い面に意識を向け思考を修正する
・執着はマイナスに思考が偏っている
男と女のように1つに見える物質にも、もう1つの側面を持ち合わせておりどちらとも必要な存在といえます。
重要なのはバランスで、思考がどちらかに偏りすぎないようにすること。
最悪と思える出来事にも起きたからこそ得られる部分は存在し、どちらに着目するかでその後の人生が大きく変えます。
ニュートラルに保つ
2面性があるからといって、良いとこ取りしてメリット面ばかり注力する人がいます。
ややこしいですがデメリットにもメリット部分があり、物事を中性に戻してくれる。
メリット・デメリット両方の面を汲み取りながら中心に軸を保つことが重要といえます。
今日は調子が良いからといって体全体が良いわけではなく、普段通りの部分もある。
メリットばかりに目がいくとしっぺ返しを喰らうように、デメリットも汲み取り意識をニュートラルに保ちましょう。
宇宙のあらゆる事物を陽と陰の2つの思想に別ける思想。
何が起こるかわからないこの世の中を陰陽思想で分析し、未来まで見通した自然界の法則といえるね。
執着は強い感情により客観性が欠如しているため、陰陽思想を取り入れ偏った思考をニュートラルに修正しましょう。
執着を手放さないリスク
利用される可能性
執着は自分の弱さが表面化しているため、他人に利用される可能性があります。
・霊感商法
・出会い系
美容グッズは美しさに対する執着・増毛は外見に対する執着で生まれる。
悩みや弱さが解決できるかで、ビジネスの価値が決まります。
恐怖心が強い
執着は恐怖心からくる感情が派生して生まれるため、快楽や優しさに弱い。
また執着は発する波動がネガティヴなため、同じく執着を持つ人を引き寄せてしまいます。
自分の波動を知る方法や高め方をスピリチュアルの観点から解説！
こちらの記事では、波動について詳しく解説しています。
束縛する人と依存気質な人がカップルになることも多く、お互いの弱みをカバーできる利点はありますが、離れられないデメリットもあります。
向こうから寄ってくる人に良い人は余りおらず、多くは利用目的を孕んでいるね。
執着は感情を理性でコントロールできずにエゴに代わってしまった産物のため、自分を見失う危険性が潜んでいます。
人に裏切られる意味や裏切る人の特徴をスピリチュアルの観点から解説！
こちらの記事では、利用し裏切る人について詳しく解説しています。
視野を狭める
執着という偏った見方は、客観性が欠如しているため他の選択肢が目に入りません。
・執着は他を認めない表れ
・理性が感情に支配されている
執着とは理性が感情に負けて、エゴに思考を操縦されている状態といえます。
人間は感情の生き物と言われる通り、意思決定に感情が占める割合は高い。
エゴは感情という後ろ盾を得ているため、理性の攻撃を少々受けようと跳ね除け自分の要求を貫きます。
自分を俯瞰する必要性
坂上どうぶつ王国という番組で甘やかされて育った犬が集団生活をすると、噛み癖・吠え癖がひどく1番手を焼いていました。
執着も同じで傷つけられたからといって相手が悪いと甘やかし、感情と真剣に向き合おうとしないと次第にエゴに成長し理性では管理できなくなります。
自分自身を守護霊のように、後ろから一歩引いて観察する感覚。
これが腑に落ちると怒りや悲しみを俯瞰できるようになるため、感情に振り回されなくなります。
感情のままコントロールしているため執着に発展することはなく、エゴまで派生することもありません。
「好きだから付き合えて嬉しい」
感情がマイナスにエスカレートすると執着に変わるよ。
「好きだから振られても諦めきれない」
執着はエゴを生み出し暴走し始めるよ。
「あんなに尽くしたのに別れるなんて絶対に許さない」
エゴは利己主義とも言われ自分の利益のために手段を選ばないから、こうなると理性では抑えられないよ。
執着は理性でコントロールできない状態のため、周りからの助言やサポートを得られても聞き入れようとせず視野が狭まります。
執着を手放すまとめ
好きなものや大切なことは、生きるための力になります。
しかし過度に依存すると失ったときの反動が大きく、執着を生みだします。
現状の自分に満足することで、生きやすい人生を手に入れられるでしょう。
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