潜在意識の書き換え方のコツなど教えて！
今の現実は潜在意識が映し出しているため、書き換えることで理想の生き方が可能。
しかし潜在意識は繊細なため、取り扱いには注意が必要。
この記事を読むことで潜在意識の仕組みがわかり、自分の願望を現実に反映させる方法を知れます。
【自己紹介】
対人恐怖症を克服し人間関係を強みに変える
カウンセラーとして知見の分かち合いを個別相談で実施
潜在意識とは
無意識
潜在意識は自分で自覚していないにも関わらず、行動や考え方に影響を及ぼします。
・経験によって蓄積された価値観
・感情・直感・感覚・記憶は潜在意識
頭で考えず、慣れや流れで行う動作や作業は潜在意識が対応し処理しています。
また潜在意識は無意識のため、コントロールすることができません。
自分と他人を区別できない
潜在意識は主語を理解できないため、他人を否定することは自分を否定することになります。
そのため、悪口を言うことは他人を傷つける以上に自分を傷つける結果に。
レモンや梅干しを想像するだけで、唾液が出るのもこのためになります。
無意識に空気を読んだり人に迷惑をかけてはいけないという考え方など、世間の常識・固定概念も潜在意識に含まれるよ。
潜在意識は意識の9割を占め、無意識に湧いてくる思考のためコントロールすることができません。
顕在意識との違い
顕在意識は意識の1割ほどで普段、認識できる意識を指します。
・目的があり言葉にできる意識
・論理的な思考・理性・知性・判断を指す
「私はいまネットで記事を読んでいる」
意志をもち自覚しながらの行動は、顕在意識が働いています。
赤ちゃんにはない
赤ちゃんには顕在意識がなく、全て潜在意識で動いています。
お腹が空けば泣き・満腹になれば寝る、本能や感情が剥き出しの状態といえる。
日常生活を安定的に送るために必要な意識といえます。
全ての思考・行動の基盤が潜在意識でその一部を顕在意識が担っているだけ。
意識の9割が潜在意識・1割が顕在意識でできており、それぞれ本能・理性を司ります。
潜在意識の特徴
見たいものしか見ない
潜在意識は自分の価値観に合うものに、標準を合わせます。
・情報が多く処理できない
・視覚・聴覚の両方に適応
選択的注意と呼ばれ、優先順位を付けることで膨大な情報を処理しています。
カラーバス・カクテルパーティー効果
パーティーなど騒がしい場所でも、自分の名前など関連する事柄は聞き取れてしまう。
自分の所有車が街で目につきやすくなる効果など、潜在意識が自分に合う情報を無意識に反応させます。
同じ情報でも人によって捉え方・解釈が違うため、映し出される現実が変わります。
嫌だと思うと嫌な面がピックアップされ、より強調されるようになるよ。
潜在意識は自分の価値観に合った情報を選び、現実に映し出します。
変化を恐れる
潜在意識は生命維持を第一に考えるため、新しい行動を嫌います。
・脳はネガティブに考える傾向がある
・失敗・失うリスクも潜在意識が原因
脳はネガティブに考えることで、新しい習慣を辞めさせようと働きかけてくる。
これを現状維持バイアス・ホメオスタシスと呼び、継続が難しい原因はここにあります。
嬉しい・悲しいも同じ
自分にとって良いことや悪いことがあり、感情が変化してもそれは長続きしません。
それもこのホメオスタシスが変化を異常と捉え、素の自分に戻すためになります。
ポジティブな感情の高揚も脳にとっては異常であり、敵でしかありません。
宝くじで大金を得て失敗する人も、大金を持つ自分に脳が慣れていないため元の状態に戻されてしまう。
新しい習慣を潜在意識に覚えさすには、最低でも3週間かかると言われています。
潜在意識を書き換えるコツ
アファメーション
潜在意識に書き換えたい文章を見る・聴く・言うことで脳に思い込ませることができます。
・鏡に向かって唱える
・録音して何度も聴く
レモンを想像すると唾液が出るように、潜在意識は現実と妄想を区別できないことを逆手にとります。
プラシーボ効果
偽薬効果とも呼ばれただのビタミン剤を病気に効くと与えると、思い込みにより本当に効果が出た心理効果を指します。
「〇〇したい」だと達成できていない状態が、現実になります。
潜在意識は繊細なため、疑いや義務感は伝わり書き変わることはないよ。
アファメーションは信じて繰り返すことで、潜在意識を書き換えられます。
イメージング
なりたい自分を強く想像することで、潜在意識にイメージが刻み込まれます。
・願望を達成した過程を具体的にする
・達成したとき感じる感情を想像する
リラックスした状態で、願望を達成した状態をただ味わいましょう。
妄想とは違う
妄想は無意識であり、思考をコントロールできていない状態を指します。
イメージングは思考を自身でコントロールし、良い思いを膨らませていくことにあります。
繰り返し行うことで疑似体験できるため、アスリートが試合前によく行なっています。
イメージングを今日もしなければならないという義務感で行うと、感情が不快になり願望が遠ざかってしまう。
思い込みの心理効果は大きく、医療やスポーツの面でも広く使われています。
潜在意識で気を付けること
悪いことも増大させる
潜在意識は善悪を判断できないため、ネガティブも引き寄せてしまいます。
・繰り返すものに反応する
・考えたこと全てを引き寄せる
「上司が嫌い」など何度も湧いてくる強い感情は、潜在意識に刻み込まれやすくなります。
潜在意識に刻まれると感情が上司の言動をネガティブに捉えるため、ますます状況は悪化してしまう。
否定系を理解できない
潜在意識は言葉ではなく、それに関連するイメージを感じ取ります。
「お金に困りたくない」という言葉には、貧乏で苦しむイメージが連想される。
そのためお金に困りたくないと思うと、逆に貧乏で苦しむ現実が引き寄せられてしまいます。
逆に覚えたいことは感情とイメージを合わせることで、早く記憶を定着させることができます。
「私はお金持ちで豊かな生活を送っている」
お金がある感覚を感じ振る舞うだけで現実が言葉に引っ張られるように変わるよ。
潜在意識はイメージが基準のため、ネガティブな感情は逆に本人が望んでいると勘違いしてしまいます。
行動しなければ始まらない
いくら願望をイメージングやアファメーションしても、自身が行動しなければ何も変わりません。
・ある場所に行きたくなる
・ひらめきやアイデアが浮かぶ
潜在意識が書き変わると上記のような様々な衝動が湧いてきますが、行動しなければチャンスは得られません。
あくまで潜在意識は環境を用意してくれるだけで、ゴールまでは自分の手足を動かす必要があります。
感情がすべて
イメージング・アファメーションを行い行動に移しても、根底の感情がネガティブだとすべてが無意味になります。
好きな音楽を聴いたり甘いものを食べ、まずは自分の気分を良くすることから始めましょう。
逆にいくら強く願っても心の根底で「無理だ」「これ意味あるの？」と思っていると、不快感を生み現実は変わりません。
気分が良いと大工さんとの関係が良好なため、良い家（現実）が創られる。
逆に気分が悪いと大工さんとケンカになるため、欠陥住宅（悪い現実）が建ってしまう…
潜在意識はサポートをしてくれますが主は自分であり、良い気分でいないとすべてがマイナスに働きます。
こちらの記事では潜在意識の延長線上にある、引き寄せの法則について解説しています。
潜在意識についてのまとめ
潜在意識は純粋な、二歳児のような存在。
なんでも信じてしまい、現実と想像の区別すらつきません。
しかしこの潜在意識がいまの現実を作っていることも事実なので、上手に向き合い育てていきましょう。
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